【実体験】ランドクルーザー購入して後悔こと

「ランドクルーザーの維持費は高すぎる?」

「購入して後悔することはある?」

上記のように、ランドクルーザーの購入を検討する際に不安を感じる方は多いのではないでしょうか。

実際、ランドクルーザーは燃費の悪さや高額な維持費、都市部での運転の難しさ、駐車場の制限など、所有する上での課題が数多くあります。

一方で、適切な管理と運用を行えば、高いリセールバリューを維持することも可能です。

本記事では、ランドクルーザーを購入する前に知っておくべき重要なポイントや、高値で売却するためのテクニックまで、実体験に基づいた情報を詳しく解説していきます。

これからランドクルーザーの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

ランドクルーザーを購入して後悔したポイント

ランドクルーザーを購入して後悔したポイントとして、燃費の悪さ、高額な維持費、盗難リスク、都市部での運転の難しさ、そして駐車の困難さが挙げられます。

これらの要因は、日常的な使用において予想以上の負担やストレスをもたらす可能性があります。

ここでは、ランドクルーザーの所有者が直面する可能性のある主な課題について、詳しく見ていきましょう。

燃費の悪さ

ランドクルーザー250の燃費は絶望的な状況です。

ガソリン車の実燃費は5〜6km/L程度、ディーゼル車でも8〜9km/L程度しか出ません。

カタログ値のWLTCモードでさえ、ディーゼル車で11.0km/L、ガソリン車で7.5km/Lという数字です。

特に市街地走行では、リッター5〜6km程度しか走れず、ハイオクガソリンを使用するため、燃料代がかさみます。

この燃費の悪さは、特に都市部の渋滞時や頻繁なストップ&ゴーの運転で顕著になります。

毎月の燃料費を考えると、維持費の大きな部分を占めることになり、家計への負担は予想以上に大きくなってしまいます。

高額な維持費

ランドクルーザープラドの維持費は年間約22万円にのぼります。

これには燃料代が10万円、自動車税が5万円、車検費用が5万円、任意保険料が2万円含まれています。

タイヤやブレーキパッドなどの消耗品も、他の車両に比べて高価です。

これに加えて、燃料代も高いため、維持コストがかさむのが大きな課題となっています。

メンテナンス・消耗品代だけでも年間約8万円かかり、夏タイヤ4本で6万円、冬タイヤ4本で7万円、ワイパーが5,000円、エンジンオイルが5,000円と、部品代も高額になります。

盗難リスク

一般社団法人日本損害保険協会の調査によると、ランドクルーザーは2020年~2022年まで盗難被害車両トップ10以内に入り続けています。

2021年と2022年は盗難被害車両ワースト1位となり、盗難被害にあった車両の約14~17%を占めています。

2023年の車種別ランキングでも、1位ランドクルーザー、2位アルファード、3位プリウスという結果になっています。

盗難の理由として、中古価格が高いこと、道路が整備されていない国での実用車としての人気が高いこと、TOYOTAブランドの信頼感が挙げられます。

都市部での運転の難しさ

都市部での取り回しについては、多くの人々が懸念を抱えています。

そのサイズから、狭い道や街中での運転は一般的に容易ではありません。

車幅が広いことから、道路の端ギリギリを走る必要があり、タイヤが溝に入ってしまったり、車体が道路脇の障害物に接触するリスクがあります。

また、車高も高いため、狭い道路では木の枝や電線に車体が引っかかる可能性もあります。

最小回転半径は5.9mで、クラウンの5.3mと比べると60cmも大きい数値となっており、狭い場所での切り返しが多くなります。

駐車の困難さ

都市部での駐車が難しいランクルの大きさは、駐車スペースを見つける際に大きな問題となります。

多くの駐車場は小型車や中型車向けに設計されているため、ランクルのような大型車を駐車するのは決して簡単ではありません。

機械式駐車場の場合、大型の乗用車でも駐車できるように全長5000mmの長さ制限を設けているケースもあります。

駐車場で普通のスペースでも駐車しにくく、他の車から擦られるリスクも高くなります。

また、狭い路地道や急な曲がり角などでは運転が困難になることが多いです。

ランドクルーザーを購入する際の気を付けること

ここでは、ランドクルーザーを購入する際に特に気を付けるべき点について、車両状態の確認から駐車場の制限、そして走行特性まで、詳しく解説していきます。

車両状態

ランドクルーザーを購入する前に、車両状態の詳細な確認が不可欠です。

特に中古車の場合、エンジン内部の状態が重要で、オイル交換の履歴やスラッジの有無を確認する必要があります。

オイルフィラーキャップを開けて、キャップの裏やエンジン内部の汚れを入念にチェックしましょう。

外装を慎重にチェックするほか、サスペンションやフレームにダメージを負うような事故歴がないかも確認が必要です。

オフロードを走行していた可能性もあるため、床下の状態も確認することをお勧めします。

整備記録簿をしっかりと確認し、どのように管理されてきたか、未舗装路を走った際の衝突や水没などの履歴がないかも確認することが大切です。

駐車場の制限確認

ランドクルーザーの所有で最も注意が必要なのが駐車場の制限です。

一般的な機械式駐車場では、全長5,000mm以下、全幅1,850mm以下、全高1,550mm以下、重量2,000kg以下という制限があり、ランドクルーザーは全幅・全高・重量がオーバーしてしまうことが多いです。

高さ制限が2.3m以上であれば問題なく駐車できますが、それ未満の駐車場は利用を避ける必要があります。

特にスーパーやショッピングモールなどの商業施設の駐車場では、高さ制限に注意が必要です。

ボディが大きいため、駐車場によっては駐車できないケースもあるので、出掛ける前に必ずリサーチしておくことをお勧めします。

走行に関する特性

ランドクルーザーの運転には独特の注意点があります。

ランクルのような重量のある車は特に、信号での急な停車や発進、車止めのブロックにぶつけるといった運転は避けるべきです。

これらの動作はエンジンなどに負荷をかけてしまいます。

ゆったり走れる優雅な運転フィールがある一方で、取り回しには要注意です。

酷な路面状況の中でも運転しやすいように設計されており、路面が変化する中でも車両姿勢を把握しやすいインストルメントパネルが装備されています。

スピード・エンジン回転・燃料・水温・油圧・電圧が直感的に視認できる6針式のメーターを活用して、常に車両状態に注意を払いながら運転することが大切です。

ランドクルーザーを高く売るポイント

ランドクルーザーを高く売るためには、以下のポイントに注意しましょう。

ランドクルーザーを高く売るポイント
  • 複数の買取業者で査定を受ける
  • 内装・外装をきれいに保つ
  • 交渉をしてみる

これらのポイントを押さえることで、ランドクルーザーをより高値で売却できる可能性が高まります。

複数の買取業者で査定を受ける

ランドクルーザーを高く売るために、複数の買取業者での査定が必須です。

買取業者によって査定基準が異なるため、1社だけの査定では適正価格を判断することが困難です。

複数の業者に依頼することで、競争原理が働き、査定額が上がる可能性が高まります。

一括査定サービスを利用すれば、手間をかけずに複数の業者から見積もりを取ることができます。

特に高額車であるランドクルーザーは、業者間で数十万円の差が出ることもあります。

同じ業者でも一括査定でなければ足元を見られて安い査定額を提示されることもあるため、競合させることが大切です。

内装・外装をきれいに保つ

愛車をいつもキレイに保つには、クルマの内外装の汚れやすい部分を知っておく必要があります。

外装は常に外気にさらされているため、雨や埃、黄砂などによって汚れやすく、走行時には舗装路の汚れや虫の死骸なども付着します。

これらの汚れを放置すると塗装を痛めてしまう原因になります。

対策として、こまめな洗車、ワックスの塗布による塗装保護、ボディーコーティングの施工、汚れがつきにくい駐車場所の選択、車用カバーの取り付けなどが効果的です。

交渉をしてみる

ランドクルーザーの買取交渉では、売却時期を早めに設定し、市場価格をしっかりリサーチした上で、相見積もりを活用することが重要です。

一般的に買取業者は利益を高くできるよう、初期の見積もりは低めに設定するケースが多いため、最初の見積もり金額で即決するのは避けるべきです。

売りたいという本気度をアピールし、具体的な売却時期を出すことで、より高い査定額を引き出すことができます。

ただし、即決はNGです。営業マンの「今決めてくれればこの金額で買い取ります」という言葉を安易に信じないようにしましょう。

ランドクルーザーの後悔に関するよくある質問

このFAQでは、ランドクルーザーの購入を検討されている方々から寄せられた、よくある質問にお答えしています。

燃費はどのくらい?

ランドクルーザーの燃費は期待以上に悪いことを覚悟する必要があります。

カタログ値のWLTCモードでさえ、ディーゼル車で11.0km/L、ガソリン車で7.5km/Lという数字です。

実際の燃費は、ガソリンエンジンで5.7km/L、ディーゼルエンジンで7.8km/L程度しか出ません。

給油タンクの容量は80~100リットル程度で、頻繁な給油が必要になります。

特に市街地での走行や渋滞時は燃費が更に悪化するため、月々の燃料費は家計の大きな負担となってしまいます。

ハイオクガソリンを使用するグレードもあり、燃料代の高騰も考慮に入れる必要があります。

乗り降りの不便さはある?

ランドクルーザーは車高が高いため、乗り降りが難しいと感じる方が多くいます。

これは特に高齢者にとって重要な考慮点となります。

ドアの下にはサイドステップが装備されているものの、高さがあるため、小さな子供や高齢の人を乗せる機会が多い人には向いていません。

乗り心地自体は良好で快適性には問題ありませんが、フロアの高さがマイナス要素となっています。

特にセカンドシート・サードシートは座り心地があまり良くないという指摘もあります。

日常的な使用を考えると、この乗り降りの不便さは大きな課題となるでしょう。

リセールバリューは良い?

ランドクルーザーのリセール率は、3年落ちで94.8~125.2%、5年落ちで70.9~87.8%、7年落ちで62.0~80.3%、10年落ちで27.8~70.6%となっています。

一般的な国産車が3年経過・3万キロ走行で新車価格の40~55%程度になるのに比べ、ランドクルーザーは全体的に驚異的なリセールバリューを誇っています。

ただし、2年落ちのリセールバリューは低い傾向にあるため、最低でも3年は乗ってから売却することをお勧めします。

高いリセールバリューを維持するためには、定期的なメンテナンスと適切な管理が重要です。

まとめ

ランドクルーザーは、高級SUVとして人気がある一方で、所有する上での課題も多い車両です。

燃費面では、ガソリン車で5~6km/L、ディーゼル車でも8~9km/L程度と非常に悪く、特に都市部での走行では燃料代が大きな負担となります。

また、年間維持費は約22万円にのぼり、タイヤやブレーキパッドなどの消耗品も高額です。

都市部での運転に関しては、車幅が広く車高が高いため、狭い道での運転や駐車に苦労することが多く、特に機械式駐車場では制限にかかることがあります。

さらに、近年は盗難被害も多発しており、2021年と2022年は盗難被害車両のワースト1位となっています。

一方で、リセールバリューは非常に高く、3年落ちで94.8~125.2%、5年落ちでも70.9~87.8%と、一般的な国産車と比べて驚異的な値を維持しています。

ただし、これを維持するためには定期的なメンテナンスと適切な管理が重要です。

購入を検討する際は、これらのメリット・デメリットを十分に理解し、自身の使用環境や目的に合っているかを慎重に判断することが大切です。

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