「ハリアーを購入して後悔したポイントは？」
「ハリアーを購入する際の注意点は？」
ハリアーは高級SUVとして人気がある一方で、燃費性能や駐車のしやすさ、視界の制限など、実用面での課題も指摘されています。
また、グレード選択やパワートレインの違いによって、維持費やリセール価値に大きな差が生まれることも分かっています。
今回は、「ハリアーを購入して後悔しやすいポイント」や「購入時の注意点」、「高く売るためのコツ」などについて詳しく解説していきます。
これからハリアーの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ハリアーを購入して後悔したポイント
ハリアーを購入して後悔したポイントを以下の5つにわけて解説します。
- 燃費性能の問題
- 駐車の難しさ
- 後部座席の快適性
- 視界の制限
- 走行性能の物足りなさ
ハリアーの購入を検討している方は、これらのポイントを必ずチェックしましょう。
燃費性能の問題
ハリアーのガソリン車を選んで燃費面で後悔している方が多くいます。
街乗りでは実燃費が12km/Lを下回ることも多く、想像以上に燃料代がかさんでしまいます。
特に渋滞時や短距離移動では燃費の悪化が顕著で、長距離運転でも期待していたほどの燃費改善が見られないことがあります。
また、高速道路での巡航時でも18km/L程度にとどまるため、維持費の負担が大きくなってしまいます。
ハイブリッド車との比較でも、燃費性能の差が歴然としており、初期費用は抑えられても長期的なコストを考えると、ガソリン車を選択したことを悔やむ声が少なくありません。
駐車の難しさ
ハリアーの駐車操作に苦労している方は予想以上に多いようです。
全幅1,855mmという大きなボディサイズに加え、デザイン性重視のため車体の四隅が見づらく、適切な位置に停めるのが難しいと感じます。
特に、マンションの機械式駐車場では幅制限1,850mm以下が多いため、入庫できないケースもあります。
また、後方視界が悪く、バック時に周囲の状況確認が困難なため、駐車に時間がかかってしまいます。
バックモニターやセンサーは標準装備されていますが、それらに依存しすぎると実際の距離感を掴みにくくなる傾向があります。
後部座席の快適性
ハリアーの後部座席は、見た目以上に窮屈に感じる方が多いことが分かっています。
クーペフォルムを採用しているため、ルーフが後方に向かって低くなっており、後席の頭上空間に余裕がありません。
また、リアドアウィンドウの面積が小さいため、閉塞感を感じやすい傾向にあります。
特に、子供がいる家族にとっては、チャイルドシートの設置や乗り降りがしづらく、ドアも重いため小学生でも手を貸す必要があることもあります。
さらに、後部座席専用のエアコン吹き出し口が足元に1つしかないため、夏場は温度差で不快に感じることもあります。
視界の制限
ハリアーの視界の悪さは、多くのドライバーが指摘する問題点となっています。
デザイン性を重視したボディ形状により、特に後方や斜め後ろの視界が制限され、死角が大きくなりがちです。
フロントピラーが太いため、交差点での右左折時に横断歩道や対向車が見えにくく、確認作業に時間がかかってしまいます。
また、リアウィンドウが小さく高い位置にあるため、バック時に低い障害物が見えづらいという問題もあります。
これらの視界の制限は、運転の不安感や疲労感につながり、特に初心者ドライバーにとって大きなストレスとなっています。
走行性能の物足りなさ
ハリアーの走行性能に物足りなさを感じている方が少なくありません。
特にガソリン車では、高速道路での追い越しや坂道での加速時にパワー不足を感じることがあります。
街乗りでは問題ないものの、長距離ドライブや高速道路での合流時には、もう少し力強さが欲しいと感じる場面が出てきます。
ハイブリッドモデルでも、燃費は良好ですが加速性能は期待したほどではなく、特に坂道や合流の際にもう少し力強さが欲しいという声が聞かれます。
重い車体に対して2.0Lエンジンでは物足りなさを感じることもあり、スポーティな走りを期待する方には不満が残るかもしれません。
ハリアーを購入する際の注意点
ハリアーを購入する際の注意点を以下の3つにわけて解説します。
- 慎重にグレードを選ぶ
- ハイブリッドとガソリン車を比較する
- リセール価値を考慮する
ハリアーの購入を検討している方は、これらのポイントを必ずチェックしましょう。
慎重にグレードを選ぶ
ハリアーのグレード選択は将来の満足度を大きく左右します。
基本グレードのSからGやZ、さらにはレザーパッケージまで、価格差は50万円以上になることもあります。
Sグレードは基本装備が充実していますが、17インチホイールや装飾の省略により高級感が控えめです。
一方、Gグレードではデジタルインナーミラーや18インチホイールが標準装備され、コストパフォーマンスに優れています。
最上級のZグレードでは19インチホイールやJBLサウンドシステムなど贅沢な装備が充実していますが、維持費も比例して高くなります。
後悔しないためにも、自分の使用目的や予算に合わせた適切なグレード選択が重要です。
ハイブリッドとガソリン車を比較する
ハリアーではパワートレインの選択が非常に重要になります。
ハイブリッド車は燃費が良く、年間の燃料費を大幅に抑えられますが、車両価格は同グレードのガソリン車と比べて数十万円高くなります。
ガソリン車は構造がシンプルで修理やメンテナンスが容易である一方、燃費は街乗りで12km/L程度と効率が悪くなります。
また、ハイブリッド車は発進時や低速走行時の静粛性に優れ、力強い走りも特徴です。
ただし、駆動用バッテリーの寿命や交換費用も考慮する必要があります。
購入時は長期的な維持費も含めて比較検討することをおすすめします。
リセール価値を考慮する
ハリアーのリセール価値は、グレードや装備によって大きく変わってきます。
一般的に3年落ちで43.0～89.6%、5年落ちで38.2～77.7%のリセール率となっていますが、これは選択したグレードや装備に大きく左右されます。
特にハイブリッド車は、燃費の良さから中古市場での需要が高く、高いリセール価値を維持しやすい傾向にあります。
また、人気カラーや人気オプションの有無も価格に影響を与えます。
将来の売却も考慮に入れるなら、ベーシックなカラーを選び、デジタルインナーミラーやパワーバックドアなどの実用的な装備を備えたグレードを選択することをおすすめします。
ハリアーを高く売るポイント
ハリアーを高く売るポイントとして、以下の3つが挙げられます。
- 日頃からメンテナンスをする
- リセールが高いグレードを選ぶ
- 海外に販路がある買取業者で売却する
それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
日頃からメンテナンスをする
ハリアーの査定価格を上げるには、日頃からの丁寧なケアが重要です。
外装は定期的な洗車とワックスがけを行い、小さな傷やヘコミはできるだけ早めに修理することをおすすめします。
特に、フロントバンパーやドア周りの傷は査定時に厳しくチェックされます。
内装では、シートやフロアマットの汚れを丁寧に除去し、特にタバコやペットの臭いは完全に消すことが大切です。
また、革シートは専用クリーナーでケアし、ダッシュボードは日焼けを防ぐために定期的に拭き上げることで、高値での売却につながります。
リセールが高いグレードを選ぶ
ハリアーの高価買取を実現するには、グレードと装備の違いを理解することが大切です。
特に「Z」グレードは19インチアルミホイールやJBLサウンドシステムなど、豪華な装備が標準で付いているため、中古市場での需要が高くなっています。
また、デジタルインナーミラーやパワーバックドア、パノラマルーフなどの人気オプションは、買取価格に大きく影響します。
ハイブリッドシステムも、燃費の良さから中古市場での評価が高く、特に4WDモデルは冬季の需要も見込めます。
グレードと装備の組み合わせを適切に選ぶことで、将来の売却時により高い査定額を期待できます。
海外に販路がある買取業者で売却する
ハリアーを高く売るには、海外輸出実績のある買取業者を選ぶことが重要です。
日本車は海外で高い評価を受けており、特にハリアーは東南アジアやロシアなどで人気が高いです。
海外販路を持つ業者は、国内相場よりも高値で買い取れる可能性があり、中には国内価格の1.2倍から1.5倍で取引されるケースもあります。
ただし、業者選びでは輸出実績や信頼性を重視し、できれば複数の業者から査定を受けることをおすすめします。
特に直接輸出を行う業者は中間マージンが少なく、より高額な買取が期待できます。
ハリアー後悔に関するよくある質問
ハリアーに関するよくある質問について解説します。
- ガソリン車の燃費は本当に悪いのか？
- 雪道での走行は大丈夫か？
- 納期の長さは改善されているのか？
これらの質問に興味がある方は、詳細をチェックしてみてください。
ガソリン車の燃費は本当に悪いのか？
ハリアーのガソリン車は、実燃費で期待を下回ることが多いようです。
カタログ値では13.4km/Lとされていますが、実際の街乗りでは10km/L前後まで低下することがあります。
この理由は、車両重量が1,600kg以上あるにもかかわらず、2.0Lエンジンで走行するためです。
特に市街地での頻繁な発進停止や、エアコン使用時には燃費が著しく悪化します。
高速道路での巡航時でも15km/L程度にとどまることが多く、同じクラスの他車と比べても燃費性能で劣る傾向にあります。
長期的な維持費を考えると、ハイブリッド車の選択も検討する価値があります。
雪道での走行は大丈夫か？
ハリアーの雪道走行には注意が必要です。
特に2WDモデルは、重心が高く車重が重いため、雪道でのグリップ力が不足しがちです。
4WDモデルでも、タイヤの選択や運転技術によって大きく走行性能が変わってきます。
実際のユーザーからは、緩やかな坂道でもスリップしやすく、急な坂道では登りづらいという声が聞かれます。
また、ブレーキング時の安定性も課題となっており、雪道での急ブレーキは特に注意が必要です。
寒冷地での使用を考えている場合は、必ず4WDモデルを選択し、スタッドレスタイヤの装着を検討することをおすすめします。
納期の長さは改善されているのか？
ハリアーの納期問題は、依然として改善が見られない状況が続いています。
人気グレードでは注文から納車まで半年以上かかることも珍しくありません。
特にハイブリッドモデルや上位グレードの「Z」では、1年以上待つケースも報告されています。
この長期化の主な原因は、世界的な半導体不足や部品供給の遅れにあります。
また、特定のボディカラーやオプションを選択すると、さらに納期が延びる可能性もあります。
購入を検討する際は、この納期の長さを考慮に入れ、余裕を持った計画を立てることが重要です。
まとめ
ハリアーは、高級SUVとして人気がある一方で、いくつかの注意点や課題を抱えている車種です。
燃費性能については、特にガソリン車で課題があり、街乗りでは10km/L前後まで低下することがあり、維持費の負担が大きくなる傾向にあります。
また、全幅1,855mmという大きなボディサイズにより、駐車の難しさや視界の制限といった実用面での課題も指摘されています。
グレード選択は将来の満足度を大きく左右し、基本グレードのSからZまで、装備や価格に大きな差があります。
特にハイブリッド車は燃費の良さから中古市場での需要が高く、リセール価値も維持しやすい傾向にあります。
高く売るためには、日頃からの丁寧な外装・内装のケアが重要で、海外輸出実績のある買取業者を選ぶことで、より高値での売却が期待できます。
また、納期については半年以上かかることも珍しくなく、購入を検討する際は余裕を持った計画が必要です。