「アルファードのモデリスタを購入したけど後悔している」という声を耳にすることがあります。
モデリスタエアロは見た目を格段に向上させる一方で、車高が低くなり段差で擦りやすい、夏場にパーツが剥がれるなどのトラブルが発生しやすい点が挙げられます。
また、装着費用や修理費用が高額で、維持費も想像以上にかかることがあります。
さらに、納期遅れや保証期間の短さも注意が必要です。
今回は、モデリスタエアロを購入する際の注意点や後悔しないためのポイントについて詳しく解説します。
これから購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
アルファードのモデリスタを購入して後悔したこと
アルファードのモデリスタを購入して後悔したことは、以下の通りです。
- 駐車場の段差や縁石で擦りやすく、日常的な運転で気を使う必要がある
- 夏場の暑さでエアロパーツが剥がれるケースがある
- モデリスタエアロセットはドレスアップマフラー付きで435,100円と非常に高額
- エアロパーツの修理や維持費用が予想以上にかかる
- 注文が集中することで大幅な納期遅れが発生する
それぞれの後悔したポイントについて紹介していきます。
駐車場の段差や縁石で擦りやすく、日常的な運転で気を使う必要がる
アルファードのモデリスタエアロは、思った以上に擦りにくい問題があります。
これは、モデリスタエアロを装着すると車高が約18mm低くなり、一般的な駐車場の段差や縁石で接触しやすくなるためです。
特に気をつけなければならないのは、コンビニの入り口やショッピングモールの立体駐車場です。
実際に私も入庫時に「ガリッ」という音とともにフロントスポイラーを擦ってしまい、ヒヤリとした経験があります。
このため、段差がある場所では必ず斜めからゆっくり進入したり、輪止めの手前で一旦停止するなど、慎重な運転を心がける必要があります。
夏場の暑さでエアロパーツが剥がれるケースがある
モデリスタエアロの剥がれは、夏場に多く発生する深刻な問題です。
これは、気温の上昇により両面テープの接着力が低下し、エアロパーツが浮いてしまうことが主な原因です。
私の場合も、納車後3ヶ月目の真夏にリアスポイラーの浮きが発生し、ディーラーに相談しましたが「暑さによる剥がれは仕方ない」と言われ、修理費用も自己負担となってしまいました。
対策としては、定期的なチェックと、浮きを発見したら早めの補修が重要です。
放置すると水が侵入し、さらなる剥がれや錆の原因となってしまいます。
モデリスタエアロセットはドレスアップマフラー付きで435,100円と非常に高額
モデリスタエアロセットの費用は、想像以上に高額になることを覚悟する必要があります。
標準的なエアロセットでも30〜50万円程度必要で、これに取り付け工賃や塗装費用が追加されます。
私の場合、当初の見積もりよりも最終的な支払額が大幅に膨らんでしまいました。
フロントスポイラー、サイドスカート、リアスタイリングキットなど、パーツごとの価格も高額で、さらにボディカラーに合わせた塗装も必要です。
また、後から一つずつ追加していく場合は、取り付け工賃が余計にかかってしまうため、初めから全てを装着することをおすすめします。
エアロパーツの修理や維持費用が予想以上にかかる
モデリスタエアロの修理費用は、予想以上に高額になることが分かりました。
エアロパーツの修理には、1箇所あたり5〜20万円程度の費用がかかり、大きな破損の場合は部品交換が必要となります。
実際に私の場合、駐車場の段差で擦ってしまったフロントスポイラーの修理に15万円以上かかりました。
また、修理には専門の技術が必要なため、一般の修理工場では対応できないことも多く、ディーラーでの修理が必要になります。
さらに、保証期間は1年間または2万キロまでと限定的で、それ以降の修理は全て自己負担となってしまいます。
注文が集中することで大幅な納期遅れが発生する
モデリスタエアロの納期遅れは、深刻な問題となっています。
これは、注文が集中することで生産が追いつかず、特に新型アルファードの発売直後や人気カラーのパーツで顕著に発生しています。
私の場合も、納車予定日の1週間前になって「エアロパーツの納期が未定」と突然告げられ、予定していた車両の受け取りを延期せざるを得ませんでした。
ディーラーによると、車両の生産番号が確定してからでないとパーツの発注ができず、さらに製造ラインの都合で1〜2ヶ月程度の追加待機が必要とのことでした。
アルファードのモデリスタを購入する際の注意点
アルファードのモデリスタを購入する際の注意点は以下の通りです。
- モデリスタパーツの装着には30〜50万円程度の追加費用が必要
- 後付け装着の場合、新車時の装着よりも工賃が高くなる傾向がある
- モデリスタパーツの保証期間は装着日から1年間・2万キロまでと限定的
- 黒のボディカラーを選択した場合、汚れや傷が目立ちやすく、こまめな洗車とメンテナンスが必要
上記の注意点についてそれぞれ解説していきます。
モデリスタパーツの装着には30〜50万円程度の追加費用が必要
モデリスタパーツの装着費用は、想像以上に高額になることを覚悟する必要があります。
標準的なエアロセットでも30〜50万円程度必要で、これに取り付け工賃や塗装費用が追加されます。
私の場合、当初の見積もりよりも最終的な支払額が大幅に膨らんでしまいました。
フロントスポイラー、サイドスカート、リアスタイリングキットなど、パーツごとの価格も高額で、さらにボディカラーに合わせた塗装も必要です。
また、後から一つずつ追加していく場合は、取り付け工賃が余計にかかってしまうため、初めから全てを装着することをおすすめします。
後付け装着の場合、新車時の装着よりも工賃が高くなる傾向がある
モデリスタパーツの後付け装着は、新車時と比べて工賃が割高になってしまいます。
これは、後付けの場合、元々装着されたパーツを取り外したり、モデリスタ専用の加工が必要となるためです。
実際に私も後付けで装着した際、新車時の工賃よりも3割ほど高くなってしまいました。
また、新車購入時のような大きな値引きも期待できず、工賃の値引きも端数程度しか見込めません。
さらに、塗装済みパーツでも車体の色と微妙に異なることがあり、色合わせのための追加費用が必要になることもあります。
モデリスタパーツの保証期間は装着日から1年間・2万キロまでと限定的
モデリスタパーツの保証期間は、装着日から1年間または走行距離2万キロまでと非常に短いことに注意が必要です。
これは純正パーツの保証期間3年・6万キロと比べてかなり短く、保証期間が過ぎてからの修理は全額自己負担となってしまいます。
私も保証期間が切れた後にフロントスポイラーの修理が必要になり、高額な修理費用を支払うことになってしまいました。
特に接触の多いエアロパーツは修理の可能性も高いため、保証期間の短さは大きな課題となります。
黒のボディカラーを選択した場合、汚れや傷が目立ちやすく、こまめな洗車とメンテナンスが必要
黒のボディカラーは、汚れや傷が非常に目立ちやすく、メンテナンスに手間がかかります。
特に水垢やカルキの付着、細かな擦り傷は青白く変色して目立ってしまい、一度このような状態になると通常の洗車では元の状態に戻すことが困難です。
私も黒のアルファードを所有していますが、最低でも2週間に1度の洗車が必要で、さらに定期的なワックスがけも欠かせません。
炎天下での洗車も避ける必要があり、メンテナンスの手間と費用は他のカラーと比べて格段に増えてしまいます。
アルファード モデリスタを高く売るポイント
ここでは、アルファードを高く売るためのポイントを3つご紹介します。各項目を確認し、愛車の売却時に役立ててください!
ボディカラーは「黒」「パールホワイト」を選択すると査定額が大幅に上がる
アルファードのボディカラーは、「黒」または「パールホワイト」を選ぶことで査定額が50〜100万円も変わってきます。
これは、この2色が国内外で特に高い人気を誇り、中古車市場での需要が非常に高いためです。
実際に私も黒のアルファードを所有していますが、買取業者からは「人気カラーなので高値での買取が可能」と言われました。
ただし、黒は傷や汚れが目立ちやすいため、定期的な洗車とワックスがけなど丁寧なメンテナンスが必要になります。
結論として、高値売却を狙うなら、この2色の選択は必須といえます。
売却時期は車両登録から5年以内がベスト
アルファードは車両登録から5年以内での売却がベストです。
これは、主要な輸出先であるマレーシアの輸入規制により、5年を超えると輸出できなくなり、査定額が20〜40万円以上も下がってしまうためです。
私の経験では、4年半で売却を検討し始め、余裕をもって5年以内に売却することができました。
特に注意が必要なのは、ギリギリまで待つと輸出の船便の都合で間に合わなくなる可能性があることです。
早めの売却判断が高値売却への近道となります。
複数の買取業者に査定を依頼し、競争原理を働かせることで高額査定を引き出せる
複数の買取業者による同時査定は、高額売却の重要なポイントとなります。
これは、業者間で競争原理が働き、自然と査定額が上がっていく仕組みだからです。
具体的には3〜4社に同時査定を依頼し、入札形式で査定額を競わせることで、最高額を引き出すことができます。
私の場合、同時査定を利用することで、当初の見積もりよりも50万円以上高い査定額を引き出すことができました。
高値売却を実現するには、この同時査定の活用が不可欠です。
アルファードのモデリスタに関するよくある質問
モデリスタ装着で車高はどのくらい変わりますか?
モデリスタエアロの装着により、純正と比べて車高は全体的に低くなります。
フロントで約18mm、サイドで約41mm、リアで約23mmの車高ダウンが発生します。
これは、エアロパーツが純正バンパーよりも下方向に張り出す設計となっているためです。
実際の数値を見ると、フロントの最低地上高は約17.5cm、サイド部分で約20cm、リア部分で約24.5cmとなります。
このため、駐車場の段差や縁石では特に注意が必要で、斜めからの進入や段差での一時停止など、慎重な運転が求められます。
フルエアロキットの価格はいくらですか?
モデリスタのフルエアロキット(REGAL DIGNITY STYLE)は、塗装済みで368,500円(税込)となっています。
この価格には、フロントスポイラー、サイドスカート、リアスタイリングキットが含まれます。
ただし、これは部品代のみの価格で、取り付け工賃や塗装費用は別途必要となります。
実際の施工では、取り付け作業や調整に時間がかかるため、工賃として5〜10万円程度が追加で必要になります。
結果として、総額で45〜50万円程度の費用を見込む必要があります。
メンテナンス費用はどのくらいかかりますか?
モデリスタエアロのメンテナンス費用は、年間で平均20万円程度を見込む必要があります。
これは、エアロパーツの修理や補修が必要になった場合、1箇所あたり5〜20万円の費用がかかるためです。
特に、駐車場の段差での接触や縁石との擦れによる破損が多く、修理には専門の技術が必要となります。
また、保証期間は装着から1年間または2万キロまでと限定的で、それ以降の修理は全額自己負担となります。
定期的な点検と早めの補修を心がけることで、大きな出費を防ぐことができます。
まとめ
アルファードのモデリスタエアロは、装着費用や維持費用が高額になるため、慎重な検討が必要です。
モデリスタエアロの装着により車高が大幅に下がり、日常的な運転で気を使う必要があります。
特に駐車場の段差や縁石での接触に注意が必要で、慎重な運転が求められます。
フルエアロキットは部品代だけでも368,500円(税込)かかり、工賃や塗装費用を含めると総額で45〜50万円程度必要となります。
また、修理費用も1箇所あたり5〜20万円と高額です。
売却時の価値を考えると、ボディカラーは「黒」または「パールホワイト」を選択し、車両登録から5年以内での売却がベストです。
また、複数の買取業者による同時査定を活用することで、高額査定を引き出すことができます。
モデリスタエアロの装着を検討する際は、初期費用だけでなく、維持費用や売却時期までを含めた総合的な判断が重要となります。